「今から投資すると高値づかみ?」日経平均が上がる中で考えたい資産運用の始め方

右肩上がりの株価グラフを前に、今から資産運用を始めるか悩む初心者を表したイメージ 資産運用術
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「日経平均が上がっている。今から投資を始めたら、すぐ下がって損をするのではないか」

資産運用に興味を持ち始めた人ほど、この不安は大きいかもしれません。

実際、日経平均株価は2026年5月22日に63,339.07円で取引を終えています。株価の上昇がニュースになる局面では、「もっと安い時に始めればよかった」「今からでは遅いのでは」と感じるのも無理はありません。

ただ、ここで大切なのは、日経平均が高いかどうかだけで、資産運用を始めるか決めないことです。

結論から言えば、生活に必要なお金を確保したうえで、長期・積立・分散を前提に少額から始めるのであれば、株価が上がっている時期でも資産運用を検討する余地はあります。

一方で、「上がっているから乗り遅れたくない」と焦って大きなお金を一度に投じるのは、初心者には向きません。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘や投資判断の推奨ではありません。投資には元本割れの可能性があります。制度や商品内容は、金融庁および利用する金融機関の最新情報をご確認ください。

日経平均が上がっている今、資産運用を始めてもよいのか

資産運用を始めるかどうかは、今日の日経平均の水準だけで決めるものではありません。

まず考えたいのは、次の3つです。

  • そのお金は、近いうちに使う予定のない余裕資金か
  • 10年、20年という長い期間で続けられるか
  • 日本株だけではなく、資産や地域を分散できるか

金融庁も、資産形成の基本として「家計管理とライフプランニング」「長期・積立・分散投資」を挙げています。また、株式や投資信託には預貯金より高いリターンが期待できる一方、元本割れのおそれがあることも明示しています。

つまり、資産運用は「今が買い時か」を当てるゲームではありません。

必要なお金を守りながら、無理のない金額で、時間をかけて資産形成を続けられるかを考えることが、初心者にとってはずっと重要です。

なぜ株価が上がると投資を始めるのが怖くなるのか

高値づかみへの不安は自然なもの

株価が大きく上がった後に投資を始めると、「自分が買った直後に下がるのでは」と考えてしまいます。

これは決して考えすぎではありません。株価は上がることもあれば、下がることもあります。投資を始めた直後に評価額が下がる可能性も当然あります。

だからこそ、投資を始める前に知っておきたいのは、値下がりを完全に避ける方法はないということです。

重要なのは、値下がりが起きても生活に影響しない金額で始めること。そして、短期の値動きだけで慌てて売らずに済む設計にしておくことです。

相場の天井や底を正確に当て続けるのは難しい

「もう少し下がったら始めよう」と待つのは、一見慎重に見えます。

しかし、実際にはどこが天井で、どこが底なのかは、後にならなければ分かりません。下落を待っている間にさらに上がることもありますし、下がったとしても怖くなって結局買えないこともあります。

ここで避けたいのは、「一番よいタイミングで始めなければ意味がない」と考えて、何年も動けなくなることです。

資産運用は、完璧なスタート地点を当てることよりも、無理なく続けられる仕組みを作ることのほうが大切です。

「日経が上がっている」ことと「資産運用を始める」ことは別の話

日経平均だけに投資する必要はない

日経平均が上がっていると、「日本株が高いなら投資全体が高い」と感じるかもしれません。

しかし、資産運用の対象は日本株だけではありません。国内外の株式、債券、投資信託など、さまざまな選択肢があります。

金融庁は、1つの資産だけに投資するよりも、国内・海外、株式・債券など値動きの異なる資産に分散することで、価格変動をある程度抑えながら運用を目指せると説明しています。

日経平均が上がっていることを理由に、「資産運用そのものを始めない」と結論づける必要はありません。

むしろ初心者ほど、特定の国や指数だけに資金を集中させず、分散という考え方を持つことが重要です。

資産運用は目的と期間から考える

たとえば、来年使う住宅購入の頭金や、数年以内に必要な教育費を株式中心で運用するのは慎重に考えるべきです。必要な時期に価格が下がっている可能性があるからです。

一方で、老後資金のように10年以上先を見据えたお金であれば、長期運用を検討しやすくなります。

投資を始める前に、まずはお金を次のように分けて考えると整理しやすくなります。

お金の目的考え方
毎月の生活費投資に回さない
急な病気・失業などに備えるお金すぐ使える預貯金で確保
数年以内に使う予定のお金値動きの大きい投資は慎重に判断
10年以上先のためのお金長期・積立・分散を前提に投資を検討

株価が高いかどうかよりも、いつ使うお金なのかを先に考えるほうが、判断を誤りにくくなります。

今から始める人が意識したい3つの基本

1. 生活防衛資金を先に確保する

投資を始める前に、まず確認したいのが現金の余裕です。

急な退職、病気、家電の故障、引っ越しなど、生活では予想外の支出が起こります。そのとき、投資資産を値下がり中に売らなければならない状況は避けたいところです。

目安は家庭状況によって異なりますが、まずは日常生活で必要になるお金と、緊急時に備える現金を預貯金で確保し、そのうえで余裕資金を投資に回す考え方が基本です。

金融庁も、家計管理では収入と支出を把握し、収支を黒字にして貯蓄することを基本としています。

2. 一括投資より少額積立から検討する

株価が上がっている局面で大きな金額を一度に投じると、下落したときの心理的な負担が大きくなります。

そこで初心者が考えやすいのが、毎月一定額を積み立てる方法です。

積立投資では、価格が高いときには少なく、価格が下がったときには多く購入することになります。金融庁は、積立投資について「高いときにだけ買ってしまうことを避けられる」と説明しています。

もちろん、積立投資をすれば必ず利益が出るわけではありません。しかし、「今が高値かもしれない」という不安で動けない人にとって、購入時期を分けることは始めやすさにつながります。

たとえば、毎月5,000円や1万円など、評価額が下がっても生活や睡眠に影響しない金額から考えるほうが現実的です。

3. 日本株だけに偏らず分散する

日経平均が上がっているニュースを見て投資を考え始めたとしても、投資対象を日本株だけに絞る必要はありません。

資産・地域・時間を分散することで、資産全体のリスクを抑えるという方法もあります。投資のリスクを完全になくすことはできませんが、一部の資産が値下がりした際の影響を和らげることは期待できます。

初心者が避けたいのは、「話題になっているから」という理由だけで、特定の市場や商品に大きく偏ることです。

投資を始める理由が「日経平均が上がっているから」であっても、実際の資産配分は冷静に考える必要があります。

NISAは「高値でも儲かる制度」ではない

資産運用を始める際、NISAを検討する人も多いでしょう。

NISAは、投資で得た売却益や配当・分配金が非課税になる制度です。2024年からの制度では、非課税保有期間が無期限となり、つみたて投資枠と成長投資枠を併用できます。年間投資枠は合計最大360万円、非課税保有限度額は最大1,800万円です。

ただし、ここで誤解してはいけないのは、NISAを使えば損をしないわけではないということです。

NISAは税金の扱いが有利になる制度であり、買った商品の価格が下がらなくなる制度ではありません。投資対象によっては元本割れもあります。

そのため、NISAを始める際も、

  • 生活費まで投資に回さない
  • 一度に無理な金額を入れない
  • 長期で保有できるか考える
  • 商品の内容や手数料を確認する

という基本は変わりません。

今から始めるか迷う人の判断チェックリスト

以下に多く当てはまるなら、少額からの資産運用を検討しやすい状態です。

  • 毎月の収支が赤字ではない
  • 急な支出に備える現金を確保している
  • 投資に回すお金は数年以内に使う予定がない
  • 短期で増やそうとしていない
  • 値下がりしても慌てて売らずに済む金額で始められる
  • 一つの国や商品に集中せず、分散を考えられる
  • NISAのメリットと元本割れの可能性を理解している

反対に、生活費が不足している、借入返済で余裕がない、近いうちに使うお金しかない場合は、投資よりも家計の安定を優先したほうがよいでしょう。

まとめ|大切なのは株価の高さより、続けられる始め方

日経平均が上がっていると、「今から始めるのは遅いのでは」と不安になるものです。

しかし、資産運用で本当に考えたいのは、今日の株価を当てることではありません。

  • 生活に必要なお金を確保する
  • 余裕資金で始める
  • 少額の積立を検討する
  • 日本株だけに偏らず分散する
  • NISAを使う場合も元本割れの可能性を理解する

こうした準備ができているなら、株価が上がっている時期でも、資産形成について考え始める意味はあります。

「もっとよいタイミングが来たら始めよう」と考え続けるよりも、まずは家計を整理し、自分が無理なく続けられる金額と方法を考えてみる。

資産運用の最初の一歩は、相場を予想することではなく、自分のお金の使い道と向き合うことから始まります。

FAQ

Q1. 日経平均が高値のときに投資を始めると損をしやすいですか?

A1.
始めた直後に価格が下がる可能性はあります。ただし、高値や安値を事前に正確に判断し続けるのは困難です。初心者は、余裕資金で少額から積立を行い、投資対象や購入時期を分散する方法を検討しやすいでしょう。

Q2. 日経平均が上がっているなら、日本株への投資は避けるべきですか?

A2.
一概には言えません。ただし、資産運用を日本株だけに集中させる必要はありません。国内外の株式や債券など、値動きの異なる資産に分散することで、価格変動の影響を抑える考え方があります。

Q3. NISAなら今から始めても損をしませんか?

A3.
NISAは運用益が非課税になる制度ですが、元本保証ではありません。投資した商品の価格が下がれば損失が出る可能性があります。生活資金を確保したうえで、投資対象や金額を慎重に考えることが大切です。

Q4. 投資初心者は一括投資と積立投資のどちらがよいですか?

A4.
高値への不安が大きい初心者にとっては、購入時期を分けられる積立投資のほうが心理的に続けやすい場合があります。ただし、どちらが有利かは将来の値動きによって変わり、積立投資でも元本割れはあります。

Q5. 資産運用を始める前に最初に確認すべきことは何ですか?

A5.
毎月の収支、生活防衛資金、近いうちに使う予定のお金の有無を確認してください。投資は、生活に必要なお金ではなく、当面使う予定のない余裕資金で考えるのが基本です。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘や投資判断の推奨ではありません。投資には元本割れの可能性があります。制度や商品内容は、金融庁および利用する金融機関の最新情報をご確認ください。

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