新NISA対応のおすすめ証券口座を比較|あなたに合う1社の選び方

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「新NISAを始めたいけれど、証券口座はどこを選べばいいのか分からない」

そんな悩みを持つ人は少なくありません。SBI証券、楽天証券、マネックス証券など、名前は聞いたことがあっても、違いを比較しようとすると手数料やポイント、取扱商品など確認する項目が多く、そこで止まってしまいがちです。

結論から言うと、新NISAの証券口座は「最もポイント還元率が高い会社」だけで選ぶのではなく、自分が普段使うポイント・購入したい商品・長く続けやすい操作性で選ぶのがおすすめです。

この記事では、新NISAを始める初心者向けに、主要な証券口座5社の特徴と選び方を分かりやすく解説します。あわせて、FP2級を持つ筆者が実際にどう使い分けているかも紹介します。

※本記事は2026年10月29日時点の公式情報をもとに作成しています。投資には元本割れの可能性があります。手数料、ポイント還元率、対象商品、キャンペーン内容は変更される場合があるため、口座開設前に必ず公式サイトをご確認ください。

  1. 新NISAを始めるなら、証券口座選びは「続けやすさ」で決めよう
  2. 新NISAとは?まず押さえたい基本制度
    1. 年間最大360万円、生涯1,800万円まで非課税
    2. つみたて投資枠と成長投資枠は同じ金融機関で利用する
  3. 新NISAにおすすめの証券口座5社を比較
    1. 年会費無料カードでのクレカ積立の還元率
    2. SBI証券|Vポイントや三井住友カードを使う人向け
    3. 楽天証券|楽天ポイントを普段から使う人向け
    4. マネックス証券|マネックスカードやdポイントを使う人向け
    5. 松井証券|投信の長期保有やサポートを重視する人向け
    6. 三菱UFJ eスマート証券|Pontaポイントやauサービスを使う人向け
  4. 初心者が新NISAの証券口座を選ぶ5つのポイント
    1. 1. 買いたい投資信託を扱っているか
    2. 2. クレカ積立とポイントの相性がよいか
    3. 3. NISAでの売買手数料を確認する
    4. 4. アプリや管理画面が使いやすいか
    5. 5. サポートや情報提供が自分に合うか
  5. 筆者の使い分け|NISAも優待株もSBI証券にまとめている
  6. タイプ別に見る、新NISAで選びやすい証券口座
  7. 新NISAの口座開設から積立開始までの流れ
  8. 新NISAの証券口座選びでよくある失敗
    1. ポイント還元率の最大値だけで選ぶ
    2. 口座を開設しただけで満足してしまう
    3. 値下がりが怖くなり、すぐに積立をやめる
  9. まとめ|迷ったら生活圏と続けやすさで選ぼう

新NISAを始めるなら、証券口座選びは「続けやすさ」で決めよう

新NISAでは、長期間にわたって積立投資を続ける人が多くなります。そのため、口座開設時のキャンペーンや一時的なポイントだけで選ぶと、後から「使いにくい」「普段使うポイントと合わない」と感じることがあります。

初心者が証券口座を選ぶときは、次の3点を優先すると判断しやすくなります。

  • 普段使っているクレジットカードやポイントと相性がよいか
  • 購入したい投資信託や株式を扱っているか
  • アプリや管理画面を無理なく使い続けられるか

新NISAは、口座を作ること自体がゴールではありません。毎月の積立を設定し、相場が上下しても無理のない範囲で続けることが大切です。

新NISAとは?まず押さえたい基本制度

年間最大360万円、生涯1,800万円まで非課税

NISAは、投資で得られた売却益や配当・分配金が非課税になる制度です。通常、株式や投資信託の利益には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で投資した対象商品から得られる利益には税金がかかりません。

2024年からのNISAでは、年間投資枠はつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で、合計すると年間最大360万円まで投資できます。生涯にわたる非課税保有限度額は合計1,800万円で、そのうち成長投資枠だけで利用できる上限は1,200万円です。

また、保有商品を売却した場合は、購入時の金額分の非課税枠を翌年以降に再利用できます。

つみたて投資枠と成長投資枠は同じ金融機関で利用する

新NISAには、主に長期の積立投資向けの「つみたて投資枠」と、個別株やETFなどにも投資できる「成長投資枠」があります。

注意したいのは、同じ年につみたて投資枠と成長投資枠を別々の金融機関で使うことはできない点です。たとえば、つみたて投資枠を楽天証券、成長投資枠をSBI証券で利用するという使い方はできません。

金融機関は年単位で変更できますが、その年にすでにNISAで買付をしている場合は、その年分の変更はできません。最初の口座選びでは、積立だけでなく、将来的に株式やETFを買う可能性も含めて検討しておくと安心です。

新NISAにおすすめの証券口座5社を比較

証券会社向いている人主な特徴
SBI証券Vポイント・三井住友カードを使う人三井住友カードでクレカ積立。NISAの国内株・投資信託・米国株・海外ETFの売買手数料が無料
楽天証券楽天ポイント・楽天カードを使う人楽天カード積立や楽天キャッシュ積立に対応。NISAの国内株・米国株・海外ETF・投信の売買手数料が無料
マネックス証券マネックスカード・dカード・dポイントを使う人マネックスカード・dカードでクレカ積立。dアカウント連携でdポイントもたまる。NISAの日本株・米国株・中国株・投信の売買手数料が無料(一部はキャッシュバック形式)
松井証券投信の長期保有や相談のしやすさを重視する人NISAの日本株・米国株・投信の売買手数料が無料。投信残高ポイントサービスあり
三菱UFJ eスマート証券Pontaポイント・au PAY カード・三菱UFJカードを使う人au PAY カード・三菱UFJカードでクレカ積立に対応

年会費無料カードでのクレカ積立の還元率

毎月の積立でどれだけポイントが貯まるかは、使うカードで変わります。年会費無料の一般的なカードで比べると、次のとおりです。

証券会社使うカード還元率条件貯まるポイント
SBI証券三井住友カード(NL)0.5%初年度は条件なし。2年目以降は前年のカード利用が10万円以上Vポイント
楽天証券楽天カード0.5%オルカンなど低コストな投資信託の場合楽天ポイント
マネックス証券マネックスカード最大1.1%積立額5万円以下の部分。積立以外のカード利用が月5万円以上の場合(月1万円以上5万円未満なら0.55%)マネックスポイント(dアカウント連携でdポイントも可)
三菱UFJ eスマート証券au PAY カード0.5%一般のau PAY カードの場合Pontaポイント
※2026年10月29日時点で各社の公式サイトを確認。ゴールドカードなど上位のカードでは還元率が上がります。松井証券は、保有している投資信託の残高に応じたポイントを中心に紹介しているため、この表には含めていません。条件は変わることがあるため、申し込み前に公式サイトをご確認ください。

還元率だけを見るとマネックスカードが高く見えますが、2026年10月からは普段の買い物でも毎月5万円以上使うことが条件になりました。積立用に新しくカードを作るより、ふだん使っているカードやポイントに合わせて選ぶほうが、条件を満たしやすく続けやすいです。

ここからは、それぞれの証券口座がどのような人に向いているのかを詳しく見ていきます。

SBI証券|Vポイントや三井住友カードを使う人向け

SBI証券は、三井住友カードを使ったクレカ積立に対応しており、条件に応じてVポイントを貯められます。普段から三井住友カードやVポイントを利用している人にとっては、投資と日常のポイント利用をまとめやすい証券口座です。

NISAでは、国内株式と投資信託に加えて、米国株式や海外ETF(米国・中国・韓国・シンガポール)の売買手数料も無料です。積立投資から始めて、将来的に米国株やETFにも関心を広げたい人にも選択肢になりやすいでしょう。

SBI証券が向いている人

  • 三井住友カードを普段から使っている人
  • Vポイントを貯めたい人
  • 将来的に米国株や海外ETFも検討したい人

クレカ積立のポイント還元率は、カードの種類や年間利用額などの条件によって異なります。「最大還元率」だけで判断せず、自分が実際に満たせる条件で確認することが大切です。

楽天証券|楽天ポイントを普段から使う人向け

楽天証券は、楽天カードによる投信積立や楽天キャッシュによる積立に対応しています。楽天市場、楽天カード、楽天ペイなどを普段から使っている人は、ポイントの管理がしやすい点が魅力です。

楽天証券のNISAでは、国内株式、米国株式、海外ETF、投資信託の売買にかかる手数料が無料と案内されています。積立投資だけでなく、将来的に個別株や海外ETFも検討したい人にも使いやすい構成です。

楽天証券が向いている人

  • 楽天カードや楽天ポイントを日常的に使っている人
  • 楽天サービス内でお金の管理をまとめたい人
  • 投資信託だけでなく国内株や米国株にも関心がある人

楽天カード積立のポイント還元率は、カードの種類や投資信託の代行手数料によって異なります。低コストのインデックスファンドを積み立てる場合、表示されている最大還元率と実際の還元率が異なる場合がある点は確認しておきましょう。

マネックス証券|マネックスカードやdポイントを使う人向け

マネックス証券は、自社のマネックスカードと、dカードを使った投信積立に対応しています。たまるポイントはマネックスポイントとdポイントの2種類で、dアカウントと連携すれば、マネックスカードでの積立やカード利用、投資信託の保有でもdポイントをためられます。マネックスポイントをdポイントに交換することもできるので、ドコモ回線やd払いを利用している人は、普段のポイント生活と投資を結びつけやすいでしょう。

マネックスカードは、2026年10月買付分から、積立以外のカード利用額が還元率の条件に加わりました。積立額5万円以下の部分で1.1%の還元を受けるには、毎月5万円以上のカード利用が必要です(1万円以上5万円未満なら0.55%)。一方で、年会費は永年無料になりました。

マネックス証券のNISAでは、日本株、米国株、中国株、投資信託の売買手数料が無料と案内されています。特に米国株に関心がある人にとっては、将来的な投資先の選択肢を広げやすい証券口座です。

マネックス証券が向いている人

  • マネックスカードを普段の買い物でも使える人
  • dカードやdポイントを使っている人
  • 将来的に米国株や中国株への投資も考えている人

dカード積立も、カードの種類や毎月の積立金額、カードの利用額によって還元率が変わります。高還元のカードには年会費や条件が伴う場合もあるため、投資額だけでなくカード利用全体で判断しましょう。

松井証券|投信の長期保有やサポートを重視する人向け

松井証券は、NISAでの日本株、米国株、投資信託の売買手数料が無料です。また、対象の投資信託を保有していると、残高に応じてポイントが貯まるサービスを提供しています。

積立投資では、買うときのポイントだけでなく、長く保有している間のサービスも気になるところです。投資信託を長期で保有する予定の人や、初心者向けのサポートを重視したい人にとって検討しやすい口座です。

松井証券が向いている人

  • 投資信託を長く保有する予定の人
  • サポートの利用しやすさを重視する人
  • シンプルにNISAを始めたい人

投信残高ポイントの還元率は銘柄ごとに異なります。最大値だけでなく、自分が積み立てたいファンドの対象状況や還元率を確認して選びましょう。

三菱UFJ eスマート証券|Pontaポイントやauサービスを使う人向け

三菱UFJ eスマート証券は、au PAY カードを使った投資信託の積立に対応しており、条件に応じてPontaポイントを貯められます。au PAY カードやPontaポイントを普段から利用している人にとって、ポイントをまとめやすい口座です。

au PAY カードのほか、三菱UFJカードでも投資信託の積立ができます。NISA口座でも利用でき、毎月100円から10万円まで設定できます。

三菱UFJ eスマート証券が向いている人

  • au PAY カードを使っている人
  • 三菱UFJカードを使っている人
  • Pontaポイントを貯めたい人

ポイント還元率はカード種別や料金プラン、期間限定特典の有無によって変わる場合があります。長期間利用する前提なら、通常時の還元内容を中心に確認すると選びやすくなります。

初心者が新NISAの証券口座を選ぶ5つのポイント

1. 買いたい投資信託を扱っているか

新NISAを積立投資から始める場合、多くの人は投資信託を購入することになります。証券口座を選ぶ前に、自分が購入したいファンドを取り扱っているか確認しておきましょう。

特に、低コストのインデックスファンドを積み立てたい人は、信託報酬などの商品コストも確認することが大切です。口座のポイントより、長期間保有する商品のコストの方が影響しやすい場合もあります。

どんな商品を選べばよいかは「新NISAで何を買う?初心者向けに投資信託・個別株の選び方を解説」で詳しく解説しています。

2. クレカ積立とポイントの相性がよいか

ネット証券の多くは、クレジットカードで投資信託を積み立てられるサービスに対応しています。毎月の入金手続きが不要になり、条件を満たせばポイントも貯まるため、初心者には利用しやすい方法です。

ただし、ポイント還元率はカードの種類、年間利用額、投資する商品、携帯電話料金プランなどによって変わることがあります。

普段使っていない高年会費カードを、ポイント目的だけで新しく作る必要があるかは、慎重に考えましょう。すでに使っているカードやポイントとの相性で選ぶ方が、無理なく続けやすくなります。

3. NISAでの売買手数料を確認する

今回取り上げた主要ネット証券では、NISAでの投資信託や国内株、米国株などについて売買手数料を無料としているサービスが複数あります。

ただし、外国株では現地諸費用や為替に関するコストが発生する場合があります。また、手数料無料がキャッシュバック形式になっている取引もあるため、個別の商品を購入する前に条件を確認してください。

4. アプリや管理画面が使いやすいか

新NISAは長く使う制度です。積立設定の変更、保有商品の確認、入出金、ポイント利用などを行う場面では、アプリや管理画面の使いやすさも重要になります。

機能が豊富な口座が必ずしも自分に合うとは限りません。初心者の場合は、積立設定のしやすさや資産状況の見やすさを重視すると、投資を続けやすくなります。

5. サポートや情報提供が自分に合うか

初めて投資をする人は、「注文方法が分からない」「積立設定を変更したい」「NISAと特定口座の違いが不安」と感じる場面があります。

問い合わせ窓口、初心者向けコンテンツ、オンラインセミナー、チャットサポートなど、自分が困ったときに確認しやすい仕組みがあるかも見ておくと安心です。

筆者の使い分け|NISAも優待株もSBI証券にまとめている

参考までに、FP2級を持つ私自身の使い分けを紹介します。

私はSBI証券を使っています。ふだん貯めているポイントがVポイント中心なので、積立のポイントも同じところにまとめられるのが決め手でした。

つみたて投資枠では、全世界株式型の投資信託(いわゆるオルカン)を毎月5万円積み立てています。成長投資枠では、株主優待のある日本株を買っています。NISA口座は1人1つなので、積立も優待株も同じSBI証券のNISA口座で管理しています。

オルカンを選んだ理由や、優待株の位置づけは「新NISAで何を買う?」に書いています。

タイプ別に見る、新NISAで選びやすい証券口座

あなたのタイプ検討しやすい証券口座理由
三井住友カードやVポイントを使うSBI証券クレカ積立とVポイントの連携を考えやすい
楽天カードや楽天ポイントを使う楽天証券楽天サービス内で管理しやすい
マネックスカードやdカードを使うマネックス証券マネックスカード・dカードでクレカ積立ができる
投資信託を長期保有したい松井証券投信残高ポイントやサポートを検討しやすい
au PAY カードや三菱UFJカード、Pontaポイントを使う三菱UFJ eスマート証券au PAY カード・三菱UFJカードでクレカ積立ができる

どの証券口座にも向いている人、向いていない人がいます。迷った場合は、すでに日常生活で使っているカードやポイントに合わせると、管理が複雑になりにくく、投資を始めやすくなります。

新NISAの口座開設から積立開始までの流れ

新NISAを始める基本的な流れは次の通りです。

  1. 利用したい証券会社を決める
  2. 証券総合口座とNISA口座を申し込む
  3. 本人確認書類とマイナンバー確認書類を提出する
  4. NISA口座の開設完了を確認する
  5. 投資する商品と毎月の積立金額を決める
  6. クレカ積立や銀行引落などの設定を行う
  7. 無理のない金額で積立を開始する

最初から年間投資枠を使い切る必要はありません。家計に余裕がある範囲で、たとえば毎月1万円や3万円など、続けられる金額から始める方が現実的です。

口座開設から積立設定までの手順は「新NISAの始め方5ステップ」、毎月の金額の決め方は「新NISAで毎月いくら投資する?」で解説しています。

新NISAの証券口座選びでよくある失敗

ポイント還元率の最大値だけで選ぶ

「最大○%還元」という表示は魅力的ですが、実際には対象カード、年間利用額、対象ファンド、期間限定条件などが設定されている場合があります。

自分が普段使っているカードで、積み立てたい金額を設定した場合に、実際にどれくらいのポイントが付くのかを確認してから判断しましょう。

口座を開設しただけで満足してしまう

NISA口座を作っても、商品を購入しなければ資産運用は始まりません。口座開設後は、投資商品の内容を確認したうえで、無理のない積立設定まで進めることが大切です。

値下がりが怖くなり、すぐに積立をやめる

投資信託や株式の価格は日々変動します。新NISAは税制面で有利な制度ですが、損失が出ない制度ではありません。

短期間の値動きに振り回されないためにも、生活防衛資金を確保したうえで、長期で続けられる金額を設定しましょう。

生活防衛資金の目安は「生活防衛資金はいくら必要?投資を始める前のお金の整理方法」をご覧ください。

まとめ|迷ったら生活圏と続けやすさで選ぼう

新NISAを始めるための証券口座は、単純に「どこが一番お得か」だけで決める必要はありません。

  • Vポイントや三井住友カードを使うなら、SBI証券
  • 楽天ポイントや楽天カードを使うなら、楽天証券
  • マネックスカードやdカード、dポイントを使うなら、マネックス証券
  • 投資信託の長期保有やサポートを重視するなら、松井証券
  • Pontaポイントやau PAY カード、三菱UFJカードを使うなら、三菱UFJ eスマート証券

避けたいのは、口座選びに時間をかけすぎて、資産形成を始められないままになることです。まずは自分の生活圏や投資方針に合う証券口座を比較し、無理のない金額で積立を始めてみましょう。

口座を選ぶ際は、各証券会社の公式サイトで最新の手数料・ポイント条件・対象商品を確認したうえで申し込んでください。

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