※投資には元本割れの可能性があります。
「今年のNISA枠、まだ残っているけど年内に買えばいい?」「12月に買った分は今年の枠になる?」。年末が近づくと、こんな疑問が出てきます。
NISAの今年の枠に入るかどうかは、注文した日ではなく「受渡日」で決まります。12月中に注文しても、受渡日が翌年になれば翌年の枠を使います。
この記事では、2026年の年内締切の目安と、年末に確認しておきたいことをFP2級の会社員がまとめます。
先に結論
- NISAの年間投資枠は受渡日で判定される。2026年分に入る最後の受渡日は12月30日(水)
- 締切の目安は、国内株が12月28日(月)の約定まで。投資信託は商品ごとに違い、12月下旬の前半
- 今年の枠の余りは来年に繰り越せない。ただし、無理に使い切る必要もない
- 1月の積立額を変えるなら、12月中に設定を変える(クレカ積立は締切が早い)
2026年の年内締切の目安
2026年の東京証券取引所の最終売買日(大納会)は12月30日(水)です。この日が今年最後の受渡日になります。
| 商品 | 2026年分の締切の目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 国内株・ETF・REIT | 12月28日(月)の約定まで | 受渡日は約定日から数えて3営業日目。28日の約定なら30日に受渡し |
| 米国株など外国株 | 12月下旬(各社の年末スケジュールで確認) | 受渡しまでの日数に加えて、海外市場の休場日(12月25日など)が関係するため |
| 投資信託(スポット購入) | 12月18日〜25日ごろ(商品ごとに違う) | 受渡日が「申込受付日から何営業日目か」が商品ごとに違うため |
| 投資信託(積立) | 12月上旬〜中旬の積立日が安心 | 下旬の積立日だと、受渡しが翌年になることがある |
※2026年11月時点の目安です。証券会社の年末スケジュールは、例年12月ごろに発表されます。注文する前に、使っている証券会社の案内も確認してください。
投資信託の締切の調べ方
投資信託は、商品ページの「受渡日」の欄を見ます。たとえばオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))は「申込受付日から6営業日目」です。
12月30日から、申込受付日を1日目として営業日をさかのぼると、締切の目安が出ます。
- 4営業日目の投資信託 → 12月25日(金)が目安
- 6営業日目の投資信託 → 12月23日(水)が目安
- 9営業日目の投資信託 → 12月18日(金)が目安
海外の株式に投資する投資信託は、海外市場の休場日(クリスマスなど)が「ファンドの休業日」になり、締切がさらに早まることがあります。迷ったら12月中旬までに注文しておくのが確実です。
申込の締切時間を過ぎた注文は、翌営業日の受付になる点にも注意しましょう。
年末に確認したい5つのこと
1. 今年の枠の余りは繰り越せない
新NISAの年間投資枠(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)は、使わなかった分を翌年に持ち越せません。
ただし、生涯の非課税保有限度額(1,800万円)は、何年かけて使ってもかまいません。今年の枠が余っても、その分が消えてしまうわけではないので、年末だからと無理に買う必要はありません。
2. 1月の積立額を変えるなら12月中に
来年から積立額を増やす・減らすなら、12月中に設定を変えておきます。特にクレカ積立は締切が早めです。
- SBI証券の三井住友カードでのクレカ積立:毎月10日が翌月分の設定締切。1月分は12月10日まで
- マネックス証券のdカード積立:毎月8日(土日・祝日なら前営業日)が翌月分の申込締切
年末年始は締切日が変わることもあるので、各社のお知らせも確認しておきましょう。
3. 売った分の枠が戻るのは翌年
新NISAでは、売却した商品の買付金額分だけ、生涯の非課税保有限度額が翌年に復活します。今年売っても、今年中に買い直せる枠が増えるわけではありません。
4. NISA口座では「損出し」ができない
課税口座(特定口座)では、年末に含み損の商品を売って利益と相殺する「損出し」がよく話題になります。しかし、NISA口座の損失は税金の上ではないものとされ、他の利益と相殺(損益通算)できません。NISAの中で損出しをしても、税金は減りません。
5. 来年、金融機関を変えるなら早めに
今年すでにNISAで買付をした人が金融機関を変えられるのは、来年分からです。手続きには2週間〜1か月ほどかかるので、1月から新しい証券会社で積み立てたいなら早めに動きましょう。証券会社の選び方は、こちらで比較しています。

年末に「駆け込み購入」をするなら
枠が余っていて、もともと買う予定だったお金があるなら、年内に買うのは合理的です。一方で、生活防衛資金や近いうちに使う予定のお金まで回すのはおすすめしません。
- 生活防衛資金を先に確保しているか(参考:生活防衛資金はいくら必要?)
- 5年以内に使う予定のお金ではないか
- 一度に買うのが不安なら、来年の積立額を少し増やす形でもいい
毎月の金額の決め方は「新NISAで毎月いくら投資する?」で、金額ごとの将来の目安は「積立シミュレーター」で確認できます。
また、優待株や配当株を買う場合、12月の権利付最終日(2026年は12月28日)とNISAの年内締切は同じ日です。日程は「株主優待の権利付最終日カレンダー」にまとめています。
2027年からはこどもNISAも始まる
2027年1月からは、0〜17歳の子ども名義で使える「こどもNISA」が始まります(年間60万円・総額600万円、つみたて投資枠のみ)。年明けから子どもの分も積み立てたい方は、年内に準備を進めておくと安心です。
まとめ
- NISAの今年の枠に入るのは、受渡日が12月30日(水)までの取引
- 国内株は12月28日(月)の約定までが目安。投資信託は商品ごとに違うので、12月中旬までの注文が確実
- 枠の余りは繰り越せないが、生涯枠は消えないので無理に使い切らなくていい
- 1月の積立額を変えるならクレカ積立の締切(SBI証券は12月10日)に注意
これからNISAを始める方は、まず口座を用意しておきましょう。
参考情報(確認日:2026年11月3日)
- マネックス証券|NISAは受渡日基準(年末のお知らせ)
- マネックス証券|eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(受渡日:申込受付日から6営業日目)
- SBI証券|クレカ積立の設定締切日(毎月10日)
- マネックス証券|dカード積立のサービス概要(申込締切:毎月8日)
- 野村證券|こどもNISA
- JACK MONEY LAB|新NISAの年末はいつまで?【2026年版】(2026年の日付の整理)

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