教育資金はこどもNISA・学資保険・預金のどれで貯める?児童手当の使い道もFP2級パパが解説

教育資金はどれで貯める? 資産運用術
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※投資には元本割れの可能性があります。

「子どもが生まれたら学資保険」は、もう当たり前ではなくなりました。2027年1月からは子ども名義で非課税で運用できる「こどもNISA」も始まり、選択肢はさらに増えます。

この記事では、こどもNISA・学資保険・預金の違いと、児童手当をどう使うかを、FP2級を持つ子育て中の会社員として整理します。

先に結論

  • どれか1つが正解ではなく、「使う時期」で分けるのが現実的
  • 10年以上先の大学費用はこどもNISA(または親のNISA)、5年以内に使うお金は預金
  • 学資保険は「親に万一のことがあっても教育資金を確実に残したい」人向け
  • 児童手当は、第1子なら合計約234万〜245万円。生活費と混ぜずに分けておくのがコツ

3つの違いを比較

項目こどもNISA学資保険預金
仕組み投資信託の運用益が非課税になる制度積立と保障を組み合わせた保険銀行に預ける
将来の金額運用次第で増えも減りもする契約時にほぼ決まるほぼ元本どおり
元本割れあり得る途中解約や商品によってはあり得るなし(預金保険の範囲内)
引き出しやすさ12歳になるまでは原則不可解約すると損することが多いいつでも
親に万一のとき特別な保障はない一般に以降の保険料が免除特別な保障はない
物価上昇への強さ株式中心なら上回る可能性受取額が固定なので実質的に目減りし得る目減りし得る

こどもNISA:時間を味方にできるが、引き出しに制限

0〜17歳が対象で、年60万円・総額600万円までの運用益が非課税です。子どもが小さいうちに始めれば、大学まで15年以上運用できます。

一方で、12歳になるまでは原則引き出せず、値下がりした時期に入学が重なるリスクもあります。制度の詳しい説明は「こどもNISAとは?」をご覧ください。

学資保険:確実さと保障。増え方は商品しだい

学資保険の強みは、受け取れる金額と時期が契約時にわかることと、契約者(親)が亡くなったときなどに以降の保険料が免除されることです。

返戻率(払った保険料に対して受け取る割合)は、商品・払込期間・契約年齢で大きく変わり、100%を下回る商品もあります。加入を考えるときは、各社の公式サイトで自分の条件での返戻率を確かめましょう。

また、返戻率は十数年かけて払った保険料に対する合計の割合です。1年あたりの利回りに直すと、それほど大きくはありません。途中で解約すると、払った保険料より少なくなることが多い点にも注意が必要です。

「親に万一のことがあったときの備え」が目的なら、収入保障保険など割安な掛け捨て型の保険で代わりになることもあります。保険の見直しについては「【固定費見直し】格安SIM+保険解約で年10万円以上浮いた話」も参考にしてください。

預金:減らない。いつでも使える

入学金や受験前の塾代など、数年以内に使うことが決まっているお金は、預金がいちばん安心です。値下がりを待つ時間がないお金を投資に回すのはおすすめしません。

おすすめは「使う時期で分ける」

使う時期向いている置き場所例
5年以内預金小学校の入学準備、習い事、塾
5〜10年後預金と投資を半々など中学・高校の入学費用
10年以上先こどもNISA(または親のNISA)大学の入学金・授業料

大学入学が近づいてきたら、投資していた分を少しずつ預金に移していくと、入学直前の値下がりに振り回されにくくなります。

毎月いくら積み立てると18歳でいくらになりそうかは、「こどもNISA・新NISA 積立シミュレーター」で試算できます。毎月の金額の決め方は「こどもNISAは月いくら?」で整理しています。

児童手当はいくらもらえる?

2024年10月分から児童手当が拡充され、所得制限がなくなり、高校生年代までもらえるようになりました。

子どもの年齢第1子・第2子第3子以降
3歳未満月1万5,000円月3万円
3歳〜高校生年代月1万円月3万円

支給は年6回(2・4・6・8・10・12月)で、それぞれ前月までの2か月分が振り込まれます。

第1子を生まれたときから高校卒業(18歳到達後の最初の3月31日)まで受け取ると、合計はおよそ234万〜245万円です(生まれ月で変わります)。お子さんの生年月日を入れて次の支給日や受給総額を確かめたい方は、「児童手当の支給日と受給総額の計算ツール」を使ってみてください。

児童手当の使い道

児童手当は、生活費と同じ口座に入るといつの間にか消えがちです。おすすめは次のどちらかです。

  • 教育資金用の口座を分けて、そこで受け取る(または入金日に自動で移す)
  • こどもNISAの積立にそのまま回す(月あたり1万〜1.5万円が目安)

わが家(未就学の子どもが1人)は、児童手当を子ども用の貯蓄口座に分けて保管しています。教育費は親のNISAでも準備しつつ、2027年からはこどもNISAも使う予定です。

児童手当のほかに、子育て世帯が受け取れるお金は「子育て世帯がもらえるお金・支援制度の一覧」にまとめています。

よくある迷い

すでに学資保険に入っているけど、解約すべき?

あわてて解約する必要はありません。途中解約すると元本割れになることが多いからです。今の学資保険は満期まで続け、上乗せ分をこどもNISAで積み立てる形も十分現実的です。解約するか迷うときは、保険会社で「今解約した場合の解約返戻金」を確認してから判断しましょう。

投資が怖いなら預金だけでもいい?

はい、教育資金を準備すること自体が何より大事です。投資への不安については「「資産運用・投資信託が怖い」は正しい感覚です」で整理しています。

まとめ

  • 教育資金は、こどもNISA・学資保険・預金の「どれか」ではなく、使う時期で組み合わせる
  • 10年以上先のお金はこどもNISA、近いお金は預金
  • 学資保険は「親の万一に備えたい」人向け。すでに入っているなら無理に解約しない
  • 児童手当は第1子で約234万〜245万円。生活費と分けて管理する

こどもNISAを始めるには、まず親の証券口座が必要です。

参考情報(確認日:2026年11月6日)

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